気になるニュース625回 日本は12回め

【問】

日本が非常任理事国の1つとなっている、国際平和と安全の維持に主要な役割を果たしている国連の組織とは何ですか。

【答】

安全保障理事会

国際連合の主要な6つの機関のうち、最も大きな権限を持つ組織です。常任理事国5か国と非常任理事国10か国の計15か国で編成され、非常任理事国は任期2年で入れ替わっていきますが、常任理事国5か国(アメリカ、中国、ロシア、イギリス、フランス)は常に変わりません。
国連総会では6月に、2024年1月から2年間の非常任理事国を決める選挙が行われ、それぞれの地域から韓国、スロベニア、アルジェリア、シエラレオネ、ガイアナの5か国が選ばれました。(アルバニア、ブラジル、ガボン、ガーナ、アラブ首長国連邦が2023年末で会からはずれ、エクアドル、日本、モザンビーク、マルタ、スイスは2024年までが任期となっています)

来年1年間は、関係改善が進みつつあるむ日本と韓国がともに非常任理事国となります。
弾道ミサイルの発射実験を繰り返す北朝鮮に対し、アメリカとともに足並みをそろえて対応に当たることになりますが、現在の北朝鮮の様子や、ロシアや中国の姿勢などからも、どの程度の効果があるのかむずかしいところです。

異なる文化、価値観、経済状況、歴史。
それぞれの国の主張が国の数だけあるわけで、それをひとつにまとめていくのは大変です。使っている言葉も違います。
でも、話し合いによってしかそれは実現できないのです。
通訳という仕事の責任の重さに圧倒されます。

(五日市教室A)