畑のありんこ(834)

春春の色になってきました。
たまたま見かけた光景ですが、紅白でめでたい(笑)。
色のなかった山野が花の色で彩られていく様は、やはり心躍るものがあります。
つぼみをつけ、咲き、そして散っていく姿に人生を重ねてしまうのも、日本人の感性でしょうか。

囲まれている環境や自然によって、感じ方が育つのなら、都会で季節感などを失ってしまうのも理。
みずみずしい感性がなくなると、きっと古代の和歌とかの詠み手の気持ちも、実感をもって理解することが難しくなってくるんだろうなあ。

と、そんなことをタマネギのプランタの雑草をぬきながら、ぼんやりと考えていました。
庭の梅が咲くのはまだ先っぽいですが、楽しみに待ちます。

(五日市教室A)