【問】
今月11日に、ある惑星(わくせい)の衛星(えいせい)が128個見つかりました。
この惑星は太陽系の中で2番目に大きく、地球の約9倍の大きさです。
この惑星の名前は何でしょう?
【答】
土星
土星といえば、きれいな環(わ)を持つ惑星として有名です。
地球からも観測ができるため、古くは紀元前2000年ごろには観測が行われていたことがわかっています。
この土星は、はるか昔に大きな天体を土星の重力で引きこんで衛星にしたと考えられています。
そして、その大きな衛星どうしがぶつかって小さな惑星ができたと考えられています。
選ふつう、衛星は惑星の公転方向(太陽のまわりを回る方向)と同じ方向に回転することが多いと言われています。
例えば、地球も月も反時計回りに回っていますね。
ところが、土星の衛星はさきほどのように、ぶつかっていくつもの小さな衛星になったということで、土星の公転方向と反対方向に回っているものがたくさんあるそうです。
今回見つかった128個の中には、わずか数キロメートルの大きさのものもふくまれています。
地球から10億キロメートル以上はなれた土星で、その大きさを見つけられる技術があるということもすごいことですね。
(五日市教室N)