気になるニュース 730回「猛暑日が…ない?」

【問】

日本では、最高気温が35度以上の日を猛暑日といいます。
今年はとても暑かったため、猛暑日を記録した日数が過去最高になる地点も数多くあるようです。
そんな中今年になって1度も猛暑日を記録していない県庁所在地があります。
それはどこでしょうか。

【答】

那覇市

9月16日現在、沖縄県那覇市の今年の最高気温は、8月31日に記録した33.6℃です。
那覇市というと、南国で暑いというイメージがあるかもしれませんが、周りが海に囲まれている関係で、最高気温は高くなりづらい環境にあります。
5年生の理科の授業で、海風陸風を学習する際に、「陸は温まりやすく冷めやすい。海は温まりにくく冷めにくい」というのを学習しますね。

周りを海に囲まれた沖縄県は、その暖かい海の影響により、冬は暖かく、夏は日差しが強いものの気温はそこまで上がりません。
同時に沖縄にはヒートアイランド現象がおきるほどの人口密集地帯もなく、フェーン現象がおきるような高い山がないことも関係しているでしょう。
なお、気温30℃を超える真夏日に関しては、那覇が全国最多で108日(9月16日現在)ですから、イメージ通り暖かい気候であることはまちがいありません。

(五日市教室N)