【問】
10月13日は「スポーツの日」で祝日でした。
この日はもともと10月10日を「体育の日」と呼んでいたものが移動祝日となり、名称も変更されたものです。
10月10日は何があった日ですか。
【答】
東京オリンピック(1964年)の開会式
1966年に、10月10日を「体育の日」と定め、国民の祝日としていましたが、2020年にハッピーマンデー制度により10月の第2月曜に変更になりました(移動祝日)。
2020年から「スポーツの日」と名称も変わりましたが、2020年は東京オリンピック・パラリンピックが開催される予定だったため、この年に限り、スポーツの日を東京オリンピックの開会式の予定日だった7月24日(金)に変更したということもありました。結局オリンピックは2021年に延期されてしまったわけですが。
夏季オリンピックにあわせ、同じ年に同じ場所で「パラリンピック」が行われることは知っていますね。パラリンピックは身体障害を持つ人たちを対象とした五輪です。
今年は、「デフリンピック」が、11月に日本で初めて開催されます。
「デフリンピック」は、「耳がきこえない」「きこえにくい」などの聴覚障害のあるアスリートのための国際総合スポーツ大会です。
デフリンピックでは、選手は補聴器や人工内耳などを外して、全員が公平に「聞こえない状態」になり、視覚的な情報によって競技が進みます。スタートのピストルの代わりにランプや旗を使うなど、ユニークなルールで行われます。実はもう100年の歴史があります。
知的障害がある人のためのオリンピック「スペシャルオリンピックス」は、1968年から開催されています。
当日だけがオリンピックではなく、トレーニングも含めオリンピックであり、いつもどこかで活動しているということから、「Olympics」と複数形になっています。今年は3月にイタリアのトリノで冬季五輪が行われました。
パラリンピック以外の大会について、視野が少し開けたでしょうか。
(五日市教室A)