気になるニュース165回「大気汚染」

【問】

2月26日、大気汚染をもたらす微粒子状物質の濃度が西日本を中心に各地で高くなりました。
この微粒子状物質を何といいますか。

【答】

PM2・5

PM2・5は大気汚染の原因物質の一つで、直径2・5マイクロメートル以下の小さな粒子です。
髪の毛の太さの30分の1程度と非常に小さいため、肺の奥深くまで入りやすく、人体への影響が大きいと考えられています。

汚染物質の発生源は経済発展を続ける中国からと考えられています。
急速な経済発展の一方で環境が破壊され、かつての日本のように公害病で苦しむ人が中国に多くいるのでしょう。

日本では1967年に「公害対策基本法」が制定され、公害への対策が推し進められました。
その後、公害は地球規模の環境問題となったため、1993年にはこれを強化した「環境基本法」が制定されています。(6年生は春期講習で学習します)

地球の環境に国境はありません。PM2・5による大気汚染の問題を解決するために、日本と中国が協力できたらいいですね。

(西条教室F)