畑のありんこ(44)

200805291219000.jpgブドウ(デラウェア)が今年も葉を繁らせています。
花も咲きました。
涼しそうな葉陰、濃紺色の果実、かめば溢れくる果汁…とならべてみるとシアワセ感いっぱいに聞こえますが、一方には虫との戦いが…。


例年黄色の小さいケムシがブドウの葉をむしゃむしゃと猛烈な勢いで蚕食していきます。
おそらくブドウスカシクロバの幼虫。
薬は使わないので、これをピンセットで一匹一匹捕殺していくわけですが、まあいくつ卵を産みつけたものか、いるわいるわ。
ある年数えてみたら、優に1000匹は越えていました。2000匹にはいかないと思うけど。
孵化するのも時期にずれがあり、この時間差攻撃を抑えこむべく数日の間をあけずに作業しています。
中盤では掃討戦もほぼ泥沼ですね(笑)。
美味しいブドウを食べるためにがんばろう…
成虫は結構きれいな色の羽をしているのですけどね。
デラウェアは明治5年には導入されたそうだ。
贈答用として箱詰めされた立派なやつをデパートとかで見るなあ。
「おっ、めかしこんで…」と思わず自分が育てたものではないのに微笑ましく眺めてしまいます。
ブドウを見てにやにやしている図って、他人から見るとかなり変だな…気をつけよう。
ブドウは聖書にもよく登場する。
人類最初の栽培植物とされているし、ぶどう酒はキリストの血の象徴。
さて聖書中に、房が巨大なブドウを、二人の男が棒を通して担いで運んだ、という記述があり、これはネヘレスコールという品種だろうと言われています。
ブドウの中でも最大果房のこの品種、1房で3~4㎏にもなるとのことで、のれんのように長く垂れ下がる。
1m、10㎏なんてこともあるらしい。
すごい…
デラウェアが1房150gぐらいですから、なんと67房分だ。
…植えてみようかな。
ブドウは栽培面積、生産量ともに世界一の果物です。
面白いことに世界では生産の8割が醸造用で、1割が生食用なのに、日本では8割が生食用で醸造用は1割と逆転しているらしいです。
確かにそんなイメージ、あるなあ。
我が家ではほぼ10割が生食用です(笑)。
ブドウの日本の生産順位は①山梨県②長野県③山形県です。
GWに長野県に行きましたが、リンゴとブドウの畑が多く、「なるほど、ブドウだ…」と当たり前の感動をしてまいりました。
おみやげにはブラッククイーンという品種のワインを買いました。
もう飲んでしまいました…
(五日市教室A)
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次回入会ガイダンスは…6月14日(土)13:00~14:00
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