それでもI will be…(293)

6年生の多くの生徒には、先日模擬試験の結果が返されたと思います。
結果に満足した人。
予想以上の出来に驚いた人。
予想以上に点数が取れなかった人。
人によって様々だと思いますが、思ったように点数が取れていないと感じた人も少なくないのではないでしょうか。

こういった時に気をつけないといけないのは、点数だけを見ないことです。
非常に難しい注文であることはわかっているのですが、これはとても大切なことです。
模試の点数を上げることだけを目的にして、上辺だけの勉強になってはいけないのです。

点数を見る。
復習をする。
解説を読んでも理解できないことを質問する。

それが終わったら、一つ一つ積み上げる学習に戻りましょう。
具体的に習得したい単元を意識するのは良いことです。
例えば、「算数の○○算の練習ってどうしたらいい?」
これは良い質問だと思います。
しかし、「算数で○○点以上取るにはどうしたらいい?」
これは点数を取ることに焦り過ぎです。
私たちに言ってくれる分には、じゃあこういうことを勉強しよう、と言えますが、自分だけで抱え込んで点数ベースで考えた勉強をしていては、焦るばかりで具体的な学習が進みません。

こんなことを言ってはどうかとも思いますが、あえて言います。
模試はあくまでも【模擬】試験です。
学習の進み具合を見るものであって、その点数が受験に反映されるわけではありません。
あくまでも勝負は1月の入学試験なのですから。
また10月にも模試はありますが、そこに意識を持っていかれすぎないように、地に足の着いた学習を進めていきましょう。

追記:私自身も高校受験は直前まで模試でE判定でしたが、ちゃんと合格できました。
皆さんも最後まであきらめずに頑張りましょう!

(五日市教室T)