畑のありんこ(386)

マメサヤエンドウがなり始めました。
汁の実に、炒め物に、煮物に、といろどりを添える食材です。
個人的には、成熟したマメより、莢つきの方が好きです。エダマメは好きですけど。

マメは入試では無胚乳種子として登場します。
胚乳に養分をたくわえるのをやめ、子葉に養分をたくわえるように変わったと考えられています。
種子を割ると、2つに分かれている感じがするのはそのためです。
甘栗とかも2つにぽろっと割れたりしますね。

一方、単子葉類のイネやトウモロコシなどは有胚乳種子。
カキは双子葉ですが、有胚乳種子です。

塾では語呂あわせで覚えていったりしますが、そこに実感なり体験があるといいなあといつも思います。
雄花と雌花のある植物なんて、育ててみたら1回で覚えますしね。

といってもそれが目的で植えているわけではなく、単純に家族でおいしく食べるためですが、子どもに自分で育てさせてみると嫌いな野菜でも食べるようになった、という話をよく聞きます。
これから植え付けの時期ですから、ぜひ子どもたちにもやってみてほしいこと…ではあります。
水さえやっていれば普通に育つんでしょ、というようなわけにはいきませんから、食べるものがどうやって作られているか、農業の大切さを理解することにもつながると思うんですけどね…。
プランタでも結構育ちます。

(五日市教室A)