それでもIwill be…(34)

1297-2008-hokkaido-16.jpg今ターム、5年生の理科は「星と星座」の
勉強を進めています。
みなさんは、夜空をじっくりと
なが>めたことがありますか?


今の時期だと、午後9時ごろに東の空から
夏の大三角(ぎりぎり…かな)が見えます。
さすがに冬の大三角は見ることができませんが…。
実際に見てみると、また違って感じられますよ。
最初に星を見るときには、あまり暗すぎない
ちょっと明かりがあるぐらいの場所で見る方が
見つけやすいかもしれません。暗いと四等星や
五等星など暗い星までたくさん見えてしまって、
かえって見つけにくいからです。
ところで、星ってどのくらい遠い場所にあるか
知っていますか?習った星のうち、もっとも
近い星でも、光の速度で8.6年(8年7か月)ぐらい
かかる距離にあります。つまり、私たちが見て
いる光は、8.6年前に放たれた光ということになります。
では、習った星の中で一番遠い星は何でしょう?
それは…
それはですね…
はくちょう座のデネブです。どれくらい
はなれているかといいいますと…
光の速度でなんと…1800年!!もかかるほど
はなれたところにあります。ということは…
今見ている光は、1800年前の光ということになります。
1800年前、この地球では…
日本では卑弥呼(ひみこ)という人が
占(うらな)いを使って人々を治めて
いたといわれています。
世界に目を向けてみますと…
みなさんは「三国志」を知っていますか?
三国志に出てくる劉備(りゅうび)という人が
蜀(しょく)という国を建てたのもこのころです。
こうしてみますとなんだか不思議な気持ちに
なってきませんか?1800年前の光を今見ている。
そしてひょっとすると、もうその星は無くなっている
かもしれない…。
星は昔から人々を魅了(みりょう)してきました。
今年は世界天文年。
ガリレオの望遠鏡による天体観測から400年です。
テレビや新聞、雑誌などでも特集されることも
多いと思います。
みなさんも少し星に興味を持ってくれるといいですね。
(己斐教室 N)