気になるニュース404回「IWC脱退」

【問】

日本は国際捕鯨委員会(IWC)から脱退すると発表しました。
7月から領海や排他的〇〇〇〇(EEZ)で商業目的の捕鯨を再開します。
〇にあてはまる言葉を答えなさい。

【答】

経済水域

IWCは世界のクジラ類資源を保存管理し、将来にわたって利用を可能とすることを目的に設立されました。設立当初は捕鯨国を中心とする組織だったのですが、反捕鯨国が加入することによって組織の目的が変化していきました。一部のクジラが絶滅する危険があるとして、IWCは1986年に商業捕鯨を禁止しました。日本はクジラの頭数が資源として利用可能であるとのデータをもとに商業捕鯨の再開を求め続けてきましたが認められていません。

今回の日本の脱退は、保護のみを優先し、持続的利用を認めようとしない国々との意見の歩みよりがないことが理由です。このような捕鯨国と反捕鯨国の対立は、クジラそのものに対する文化の違いから生じています。捕鯨に反対するアメリカやオーストラリアはクジラを保護すべき特別な動物として考えています。これに対して、日本やノルウェーなどの捕鯨国はクジラを利用すべき水産資源の一部として考えています。

クジラを食べることに対して嫌悪感を持つ国々をどうやって説得していけばいいのでしょう。互いの文化を尊重し、認め合い、冷静に話し合うことが解決への方向性ですが、実際にそのように行動することは難しそうです。みなさんがもし、クジラ食を認めない文化の人と話し合いをするとしたらどのように説明しますか。難しい問題ですが、ぜひ考えてみてください。

(皆実教室F)