気になるニュース417回「新しい紙へいの顔」

新しい紙へいのしょう像はだれ?

4月9日に、2024年度から一万円札、五千円札、千円札のデザインが変わることが発表されました。
一万円札は渋沢栄一、千円札は北里柴三郎が描かれますが、五千円札にはだれが描かれていますか。

【答】

津田梅子

津田梅子といえば、津田塾大学の創始者として有名です。
しかし、どんな人生を送ってきたかは、授業では出てきません。
梅子が学校を作ろうとした根底には、アメリカ留学の経験があったようです。
梅子は、6歳で岩倉使節団について渡米、以後17才までアメリカで学び、帰国しました。
帰国した梅子を待っていたのは、失望でした。
当時の日本の女性は、とても地位が低かったのです。

そこで、女子教育に力を入れていこうと、しばらくの後、アメリカへ再び留学し、大学を卒業します。
帰国後、しばらくは講師をしながら過ごしましたが、一緒にアメリカ留学をした仲間などと女子英学塾(後の津田塾大学)を創立し、女子教育を実践できる場を作ります。

このように、高い志を持って、自ら率先して活動をした津田梅子。
彼女の言葉にこういうものがあります。
「何かを始めることは易しいが、それを継続することは難しい。成功させることはなお難しい。」
数々の困難を乗り越えてきたであろう人の、重さを感じる言葉だと思いませんか?

(西条教室N)