気になるニュース459回「ほうき星」

【問】

太陽に近づくと尾ができてほうきのように見えることから、「ほうき星」とも呼ばれる星があります。
この星は、太陽系外から飛んできて、太陽の近くを通り、反転してまたはなれていきますが、この星の正式な名前はなんというでしょうか。

【答】

彗星(すいせい)

今年、4月中ごろから5月初めごろかけて、アトラス彗星が地球に近づくことがわかっています。
ただ、どのくらい明るくてはっきり見えるかは、実のところまだ確実にはわかっていません。
六等級ぐらい(肉眼でギリギリ見えるぐらいの明るさ)という説もありますし、シリウスよりも明るくなるという説もあります。
彗星の明るさについては、非常に予測しづらいため、このようなちがいが生まれるようです。

また、彗星が地球に近づく周期もさまざまです。
有名なハレー彗星は約75年周期で回ってきていますが、1996年に近づいた百武彗星は約72000年周期という長い周期で回っており、中には、二度と戻ってこないようなものもあるといいます。
ですから、彗星を見ることは、とても珍しいことだといえます。

今回、アトラス彗星がどれくらいはっきり見えるかはわかりませんが、もしはっきり見えるようであれば、双眼鏡でも観察できるので、持っている人はぜひ見てみてくださいね

(西条教室N)