気になるニュース480回「歴代最長の内閣総理大臣」

【問】

8月28日、体調不良により辞任を表明した、日本の内閣総理大臣の名前を漢字で答えなさい。

【答】

安倍晋三

安倍総理は28日、持病が悪化したことなどの理由から、執務に支障が出ることは避けたいとして、辞任の意向を固めました。内閣総理大臣を務めた長さは歴代最長の約7年半となりました。初めて内閣総理大臣になったのは平成14年の事でしたが、今回と同じ持病の大腸の病気の悪化などにより、約1年で辞任しました。平成24年の衆議院総選挙で再び政権を取り戻した後は、当時5%だった消費税を2度にわたって引き上げ、現在の10%にしました。過去最長の任期中には、民主党政権から続いた東日本大震災後の復興、新しい元号、コロナウイルス感染予防対策、東京オリンピックの延期などさまざまな出来事がありましたね。

では、次の内閣総理大臣はどうやって決まるのでしょうか? 6年生のみなさんは政治の授業で、国民ではなく、国会議員の選挙によって国会議員の中から指名されることを学習しました。今回のように総理大臣が辞任する場合、政権を持っている自民党の総裁(リーダー)を新たに決める必要があります。総裁=内閣総理大臣だからです。本来なら国会議員+全国の党員の投票で決まるのですが、今回はコロナウイルスの影響で忙しく、全員が集まって選挙をする時間がないということで、緊急時の国会議員+各都道府県の党の代表者の投票によって決まります。

9月14日には投票と開票が終了します。14日まで、どの人が候補なのか? どんな考えを持つ人なのか? 調べてみると面白いですよ。現在の日本がかかえている課題や、そのうち何を優先すべきなのか、理解を深めるチャンスになると思います。

(己斐教室N)