気になるニュース483回「30年目だけど…」

【問】

今年で30年目をむかえる、毎年10月上旬におこなわれる東広島市西条町で開かれるまつりは、何まつりですか?

【答】

酒まつり

東広島市の西条といえば、兵庫県の灘(なだ)、京都府の伏見(ふしみ)とあわせて、日本3大酒どころとして有名なところです。
その西条で開催される酒まつりは、毎年第2月曜日の前の土曜日と日曜日に開かれており、日本酒をシンボルに、子どもから大人まで楽しめるものとして、毎年20万人をこえる来場者があります。
今年は節目の30年をむかえる年でしたが、新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、現地のイベントはすべて中止となり、オンラインで開かれることになっています。

西条の酒づくりの中心地は、西条駅から徒歩数分のところにある「酒蔵通り」です。
ここは、その名の通り白壁の酒蔵がいくつも並んでおり、独特な景観を作り出しています。
そして、この酒蔵通りは、2017年に「日本の20世紀遺産20選」に選定されました。

お祭りに関係なく、酒蔵通りは歩くことは可能ですし、一部開放して見ることができる日もあります。
ちなみに、この酒蔵通りは、古くは江戸時代の西国街道(山陽道)であり、もともと宿場町だった場所ですので、その時代の町屋の面影を残す建物などもあり、歴史を感じとれる場所です。
一度訪れてみてはいかがですか?

(西条教室N)