気になるニュース94回「頂」

【問】
5月末にフランスのドービルで主要8カ国(G8)首脳が集まり、会議が開催されました。この主要国首脳会議のことを何といいますか。


【答】
サミット

G8とは、このサミットに参加する主要国をまとめて呼ぶ略称です。
「サミット」とは「頂上」のこと。
参加国は、アメリカ、ロシア、ドイツ、フランス、イギリス、イタリア、カナダと日本の各国々です。(これにEUの代表が加わります。)
その他の国の首脳も招かれることがありますが、サミットはこの8か国が持ち回りで開催しており、日本では1979年、1986年、1993年は東京で、2000年に沖縄の名護で、2008年は北海道の洞爺湖畔で開催されました。
来年はアメリカで開催される予定です。
国際的な問題について話し合われるわけですが、今回のサミットの主な議題は、何といっても日本の原発事故を受け、「原発の安全基準の策定」が一番といえました。
福島の原発事故の対応が適切なものであったとはいえず、日本は国際的にも信用を失ってしまいました。
事故対応についても懐疑(かいぎ)の目を向けられた菅直人首相は、26日の討議で原子力の安全性の強化に取り組むことを表明しました。
この教訓が全世界的なものになるよう警鐘(けいしょう)を発すること(=注意を呼びかけること)もサミットの役目のひとつだといえます。
しかし、原発大国のアメリカやフランスと、脱原発を決めたドイツはその立場からも主張が対立しており、「導入か廃止か、各国がさまざまにアプローチする」というどっちつかずのものとなりました。
国によってさまざまな事情があることはわかりますが、国民のため、人類のため、何が大切かということを、もっと腹を割って話し合ってほしい気がします。
他の議題には、サイバー犯罪(コンピューターのネットワーク上の犯罪)を抑えること、そしてインターネット上の「表現の自由」や知的財産権の保護などを求めることなどがありました。
つくづく世界は狭くなり、結びつきが強化されたことが実感されます。
復興を目指す日本についても、なぜ今の政治の進め方についてもっと国民が怒りや意見をぶつけないのか、という外国の方の意見が掲載されていました。
私たち一人一人が、サミットに参加するつもりで声をあげていかないといけないのです。
福島県伊達市では、住民の不安を取り除くため、小中学校と幼稚園、保育園に通う子供約8000人全員に線量計を配布し、市が独自に健康管理すると発表しました。
このような動きを見るにつけ、国の動きは遅いと感じます。
なし崩しに終わってしまった内閣不信任案決議。
本当に国民目線での国政が行われているのでしょうか。
国民のためになる、国民第一の判断や行動が、すぐに行われる社会であってほしいものです。
(五日市教室A)