畑のありんこ(208)

2011092312380001.jpg父:コシヒカリ、母:黄金晴。
1989年から九州で作付が始まり、いまや代表的品種に。
中四国でも多く作られています。
ヒノヒカリはひとめぼれをぬいて作付面積第2位になってるんじゃなかろうか。
食味もコシヒカリに似ていて比較的安価ということで人気もあると聞いています。
今年も植えてみました。作付面積は昨年比1.5倍(笑)。
収穫の目安は出穂後45日といわれていますが、もう穂がだいぶ黄色いので、10月第1週あたりに刈り取りをしようと考えています。


今年は出穂が少し遅かったんですけどね。
ところが九州地方では米の品質低下が問題となっており、ことにヒノヒカリに顕著だといいます。
台風がきた時期や温暖化が原因と分析されていますが、特に昨年は猛暑のため、稲の出穂・登熟にあたる期間が高温で、これが品質低下を招いたようです。
ますます激化が予想される温暖化とそれに伴う気象の変化。
これらに対応した農業技術が必要となってきています。
現在も、晩生品種・高温耐性品種の開発や導入、遅植え、水管理のやりかた、田の配置の工夫などさまざまな研究が行われています。
こういった分野で頑張っておられる方にエールを送ります。
今年の作況予測は101。
日本全体の水田が収穫の時期を迎えていると思いますが、米どころ東北の今後が心配ですね。
茨城や千葉の近郊農業も大丈夫だろうか。
各地で第一次産業を支えているみなさまにも、深く感謝いたします。
自分で作ってみて、初めてわかる大変さというものがあります。
ぜひ、そういった経験を子供のうちにさせておきたいと思います。
ものづくりの大変さや感謝の気持ちを心の真ん中にもった人間に成長してほしいからです。
(五日市教室A)