畑のありんこ(270)

2012122308510001.jpg炒めても美味しいセロリ。
今年は一株だけ育てています。
株ごと収穫するのではなく、大きくなった葉からかきとって使っているので、長く使えます。
香りの強い野菜なので、大好きなのですが、最初日本に伝わったときはこの香りの強さが敬遠されて普及しなかったらしいです。別名、オランダミツバ。
セロリは精油成分がさっぱりしているので、油料理と合いますね。
におい消しにも使えるし、生でサラダとかにすると食欲増進効果もあるらしい。


同じセリ科でもミツバは日本原産。
畑や庭の隅に自生していたものが、最近復活傾向。
これもおひたしにするとこたえられないのです。
香りにはさまざまな由来のものがありますが、以前から好きな香りにシナモンの香りがある。
ニッキともいいますね。正確には別のものらしいですが。
ニッキ水とかお祭りで売っていた。飴玉にも。
公園のクスノキの木の枝を折ると似たいい香りがするので(ちびちゃんも大好きな香りで、よく小枝を折っては鼻を寄せてましたが)、調べてみるとシナモンってクスノキ科なんですね。なるほど似た香りだわいと納得。
スパイスの王様の親戚が公園にある(笑)。
シナモンティーやアップルパイ、シナモンロール。八橋もか。
カレーにも使いますね。古くはエジプトのミイラの防腐剤にも使ったらしい。
クスノキの精油成分といえば樟脳だ。
なるほど、虫除けにもなるわけですね。
植物の香りやアクはもともと昆虫から身を守るためのものです。
ぐるっと回って、人間はそういった知恵を拝借しているわけですね。
自然に、脱帽の一年でした。