気になるニュース第310回 「『鎖国』がなくなる!?」

【問】

江戸時代に特定の国以外との付き合いをなくした時期がありましたが、そういった対外政策のことをなんといいますか。

【答】

鎖国

文部科学省から小学校・中学校の新指導要領の改定案が発表されました。
指導要領とは、全国どの地域で教育を受けても一定の水準の教育を受けられるようにするため、各学校でいつどんな学習をするかを決める際の規準となるもので、ほぼ10年おきに見直しを
しています。

この度は平成32年度から実施される改定案が公表されましたが、それによると、今回の答えとなる「鎖国」という言葉が消えることになりそうです。

塾の歴史の授業で、鎖国といいながらも、朝鮮とは国交があったし、オランダや清とは交易をしていた、とあり完全に国を閉ざしたわけではないことを学んだと思います。
そういう意味では、「鎖国」という言葉が当時の状況を正確にいいあてた表現ではなくなったことを正式に判断したようです。

皆さんが大人になって、自分の子どもの教科書を見たら、今学習していることが、すいぶん変わっているかもしれませんね。

(皆実教室T)