気になるニュース439回「減っていく〇円玉」

【問】

今年の10月から、消費税率が8%から10%になります。(一部商品を除く)消費税が10%になることで、将来的に出番が少なくなってしまうといわれている硬貨は、何円玉でしょうか?

【答】

1円玉

現在の1円玉の流通量は、約375億枚です。1円玉の数はピークの約410億枚(2002年)に比べ、20年で1割近く減少しています。1円玉が減った原因としては、クレジットカードや電子マネーでの会計が普及したということがあげられます。消費税が10%になることで、今後さらに1円玉の存在感が薄くなるかもしれません。

はじめに1円玉が脚光を浴びたのは、3%の消費税が初めて導入された1989年です。1円玉の需要は、消費税が切りの良い5%になった1997年から低迷していきました。ちなみに消費税が8%になった2014年は、大きな変化がみられませんでした。

1円玉に限らず、5円玉や10円玉の流通量も減っているようです。みなさんがお年寄りになる頃には、1円玉がとても珍しいものになっているかもしれません。

(己斐教室N)