畑のありんこ(213)

もらったブルーサルビアを玄関においている。
青いねえ。うまくやると越冬するそうです。
2011102910100001.jpg花の色や形は植物の生き残り戦略の結晶のようなものだが、虫の目にはわれわれ人間とはちがった見え方をしているらしいですね。
よく言われるのが紫外線。
白いキクやユリなどもフラボノイドをふくんでおり、紫外線を吸収するので、「白」には見えてないらしいのです。


光の三原色といわれる青、緑、赤を人の目が感じるのに対し、ハチなどは紫外線、青、緑を感じるらしい。
ということは紫外線も反射していれば虫にとっても「白」。青と緑は反射しても紫外線を吸収しているなら別の色。人間界には名前はない色だが(笑)。
虫媒花にとってはいかに虫にきてもらうかが大事だもんなあ。
長年月をかけていったいどんな進化をしてきたのだろう。
ついでに虫の目の話。
虫は視力は悪いらしい。
動体視力はものすごいらしい。
光の点滅頻度で計測すると、人の目は1秒間に30~40回の点滅なら見分けられるが、それ以上早いとずっと光っているようにしか見えない。
ところがハエは140回、ハチにいたるや200~300回。
人間の目には見えないピストルの弾とかも理論的には見えるらしい。
うーむ。
トンボが飛びながらえさをつかまえられるわけだ。
ハエをたたこうとするとにげられたりするわけだ。
きっとわれわれの行動はスローモーション的に見えているぞ(笑)。
しかし子どもにも簡単につかまったりする虫もいるので運動能力とは別なんでしょうね。
ちなみにありんこはハエを輪ゴムで打ち落とすのが得意であります。
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今年も干し柿を作ります。
刈ったイネのわらを使って、つるすための縄を編むところから始めます(笑)。
(五日市教室A)