それでもIwill be…(206)

そろそろ本格的に寒くなり始め、6年生は受験を意識し始める季節になってきましたね。
それ以外の学年の子にしても、学年が上がるこの時期、色々と不安も多いと思います。
私は、実は中学入試を経験していない人間なのですが、それでも、高校入試の際の緊張感は未だに忘れられません。
そんな時に、よく周りの人から言われて、「そりゃあ、それができれば一番だけど、そんなの無理だよ」と思っていたことがあります。


それは、「これまでの自分がしてきた努力を信じなさい」とか、「自分の力を信じて」という言葉です。
両親も、先生も、本心からそう言ってくれていたのでしょうし、私自身もこうして教える立場になってみると、やっぱり言う言葉です。
この言葉、普段のCOMPASSや実力テストの時には信じられます。
模試の時なども、まだなんとか信じられるかもしれません。
ですが、一発勝負の受験本番で、自分を信じろ、と言われてもこれがなかなかに難しい。
信じられる子は、少数派ではないでしょうか。
そんな時に私がやっていたのは、自分自身ではなく、自分以外に自分が一番信用する人の言葉を信じることでした。
私の時の場合は、学校の先生や両親ではなく、当時最も感動して読んだ本の、ある言葉を心の支えにしていました。
「がんばれば必ずできる。絶対無理、なんてない」
大人になって、社会に出て、なかなかそう上手くはいかないとわかっているこの歳になっても、この言葉を見ると、「もう少しやってみようかな」という気分にさせられます。
両親でも、先生でも、先輩でもいいです。
直接会ったことのない、憧れのスポーツ選手や有名人でもいいでしょう。
それこそ、私のように深く感動した本の言葉でもいいと思います。
なんだかんだと言っても、受験というのはとても大きなイベントです。
自分の力ももちろん大事ですが、周りのサポートも必要です。
合わせて、なにか1つ心の支えになるような、自分にとって信じられる人や言葉を持っておくというのも、大切なことではないでしょうか。
そして、やがては、自分自身のことを信じて物事をやり通せる強い人間になってもらえたらと思います。
(横川駅前・五日市・己斐教室T)
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