畑のありんこ(31)

カテゴリー: ■農藝閑話~畑のありんこ

ウド.JPG山菜が好きだ。
春が近づくとうずうずする。
フキノトウやツクシはもちろんのこと、ワラビやゼンマイ、コゴミ、タケノコ、タラの芽など、きらいな山菜は思いつかないほど。
ほろ苦くて、アクもあって、それぞれの個性なのか、春の生命のほとばしりをちょっといただいている、というちょっとした幸福感があります。

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畑のありんこ(29)

カテゴリー: ■農藝閑話~畑のありんこ

29話1.JPGプランタ程度でネギは重宝する。
うちは葉ネギばかりだが、薬味として八面六臂の活躍です。
奈良時代以前に伝来したといわれる結構古い野菜で、古代には神事の際に捧げられてもいたらしいです。
古名は「き」。
「気」とも通じ、においの強いもの、ということに由来するそうだ。
またぞろ呪術的パワーが感じられる…(笑)

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畑のありんこ(28)

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28話漬物.JPG2月は如月(きさらぎ)。
寒くて重ね着をしたことから「着更着」が語源という説がありますが、草木が生え始める月、「草木張り月(くさきはりづき)」からという説もあります。
そもそも「春」は草木の芽が「張る」(ふくらむ)から、ということらしいです。
ただし旧暦ですから、新暦だともうちょっと先。

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畑のありんこ(25)

カテゴリー: ■農藝閑話~畑のありんこ

ひいらぎ.JPG魔除け、厄除けの力のある植物を探してみた。
まず一番見かけるのはヒイラギ。(といっても見かけているのはヒイラギモクセイの方かもしれません。よくわからないのです。)
古くからその棘(とげ)によって邪を祓(はら)う、とされてきたようです。
節分にもヒイラギの枝に鰯をさして鬼を追っ払う、という習慣が残っています。

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